モノがない日常を知る

日本はたくさんのモノに溢れた社会です。自分の好きなものを買い、身の回りに置くことで、心が満たされたり、報われたりする一面は確かにあるでしょう。しかし、いっぽうでは、モノが捨てられずに「汚部屋」に平然と暮らす人も大勢存在します。今日は「モノがない生活」について、一緒に考えていきましょう!
スペースには限界がある
断捨離をしたい!と、部屋の片付けをしてみると、意外に自分たちが抱えているモノの多さに気づかされるでしょう。引っ越したばかりの時は、あれほどシンプルな生活を送りたいと思っていたのに、今は「所狭し」とモノが溢れ、捨てられない自分に愕然とさせられます。
人は、「新しいモノ」が大好きで、どんどん買うことはできるのに、捨てられない人がほとんどです。長い年月をかけて貯めた「お宝」は、ひとつひとつが大切な思い出でしょうから、簡単に捨てられない気持ちも理解できます。しかし、普通に考えると、「個人の空間」には限りがあり、モノを収納できる場所は限られています。もう一度、自分の「スペース」の使い方を考え直してみてはいかがでしょう。いきなり、断捨離を始めるよりも、目的を持てば、結果も必然的に変わってくるものです。
ストレス買い、していませんか?
簡単にお金を手に入れられる人は、そう多くありません「。普通は社会人になって、誰にも文句を言われることなく、自由にお金を使えるようになってから、好きなものを買うようになります。幼いころに欲しいものを我慢してきた経験が強ければ強い程、大人になって一気に「お金を使いたい」欲求が強くなる可能性も否定できません。
また、買い物は、一時的な快感を得られる行為ですので、仕事でストレスを抱えている人は、「衝動買い」や「大人買い」をする傾向が強くなります。あとから考えると、たいして欲しくなかったものに愕然とするケースも――。自分の空間がモノに溢れると、焦燥感が産まれるだけでなく、何が大切で、何が不必要かを見極める力が弱くなってきます。男性も50代ともなれば、定年までの時間は数えられるほどの時間。ストレスを買い物で発散するのは、もうやめにして、身体を動かすなど『自分への投資』に使いたいものですね。
本当に必要なモノ
いざ、部屋の片付けをはじめてみると、思い出を「捨てられない自分」に気づくでしょう。当然ながら、何らかの興味があって手に入れたものでしょうし、簡単に手放すなどできない …という感傷が働くのは当然です。しかし、それでは一向に断捨離の精神は定着しないため、これまでと変わらず、さらにモノを増やす結果を生んでしまいます。
家の中を整理するのは、時間と手間と体力が必要な作業です。ぜひ、「年単位」で計画してみてください。この1年は、本当に必要なモノ以外を買わない!と決め、計画的に整理していくと、徐々にモノが減ってきます。どうしても手放せないものばかりだと思うのであれば、誰かに譲る、身近な人に使ってもらうのも良い手です。眠っているだけの「お宝」もときには愛情をもって「手放す勇気」も大切です。
いかがでしょうか?スペースができると、不思議と心にも「余裕」が生まれるもの――。ぜひ来年こそ、モノがない「癒しの世界」を味わってみては?