水とたわむれるというヒーリング

旅は気分をリフレッシュさせるのに、とても効果的です。しかし、しょっちゅう旅行に出かけるというのはなかなかできることではありません。そんな人でも、たまに小さな旅行をすることはできるはずです。海や川に行けばいいのです。「海なんて遠くてなかなか行く機会がない」と考えてしまう人もいるかも知れませんが、東京に暮らしている人なら、すぐ近くに海はあるのです。
田町や浜松町の駅から少し歩けばそこは東京湾。ちょっと足をのばせば毎日でも海に行くことはできます。水とたわむれることで、心はいやされます。川や海に近づくことがヒーリングになるのです。
水には心をいやす力があります
神社に行くと必ず「手水」で手や口を洗います。これは「禊」(みそぎ)の習慣を簡略化したもので、もともとは神社でお参りをする際には、川で水浴びをして体と心を清めるのが普通だったのです。古来、水にはそうした力があると信じられてきました。
青春ドラマなどによく使われるシーンとして、辛いことや苦しいことがあると「海に向かって叫ぶ」ことがありますが、人はなぜか海に行くといやされます。もともと生物は水の中で誕生したことと関係があるのかも知れませんし、母親のお腹の中にいるときに、羊水に浮かんでいたことと関係があるのかも知れません。
心をしずめるために、海や川に、あるいは池に行ってみましょう。東京にも、多摩川や江戸川など大きな川がいくつかあります。井之頭公園や石神井公園など池のある公園もたくさんあります。海には東京駅からでも行けます。わざわざ「旅行」しなくても、毎日でも行くことはできるのです。
水とたわむれ、音を楽しむ
海や川に行ったなら、音に耳を澄ましましょう。波の音や川の流れる音が心をいやしてくれるはずです。自然のかなでる音楽は、リズムも音程もバラバラなものですが、なぜか体のリズムにしっくりとマッチする音です。静かに音に聞き入るだけで、ストレスが洗い流されるように小さくなっていきます。
匂いも感じましょう。海には潮の香りがします。川の匂いはあまり感じられないかも知れませんが、気持ちを集中して嗅いでいると、川の水の匂いを感じることができます。
できれば、靴や靴下を脱いで、砂浜を歩き水の中に足をひたしてみましょう。人間にとって裸になることは気持ちの良いものです。海辺で裸になるわけにはいきませんが、裸足になるだけでも解放感を得ることができます。足の裏が直に砂の感触を味わい、水に触れることで、特別な安らぎを感じられるはずです。
時間があるのなら、水着に着替えて海にはいってみるのがベストです。ゆっくりと水に浮かんでみれば、普段の生活では経験できないような特別なヒーリング体験となります。
時には海や川にいって、水とたわむれてみましょう。東京近郊の人でも、すぐ近くで海を体験することができます。足の裏で砂を感じ、水と触れることができれば心が落ち着き、安らいだ気分になるはずです。